平成25年12月21日(土) |
稽古終い(炭台、重ね茶碗) |
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本日の道具組は稽古終い。例年の軸、茶器、茶杓を合せました。
花は到来で、椿は白玉なのですが硬く残念でした。
炭手前は炭台、紙釜敷を用いた。濃茶は初釜を念頭に再度重ね茶碗を用い復習しました。
掛物 先今年無事芽出度千秋楽
花入 備前徳利
花 白玉椿、烏羽玉
香合 干支絵馬
釜 小万代屋
棚 三木町
水指 瀬戸
茶入 古瀬戸
袋 草花紋間道
茶器 六瓢(平)
茶碗 大樋、唐津、干支申
茶杓 埋火
建水 黄瀬戸
蓋置 鱗鶴
菓子器 根来丸
主菓子 蕎麦饅頭
干菓子器 溜高坏
干菓子 蓮月煎餅(亀屋清永)、なるみかた(三條若狭屋)、年志らず(豊島屋)
茶 高砂、白寿
炭斗 炭台、紙釜敷
※ 菓子、花について
例年の軸を掛け、無事一年が過ぎようとしていることにホットします。
主菓子につきましては、稽古に合わせてわがままな注文を毎回快くお聞き届けでいただいたことは望外の幸せでした。 今回も稽古終いに合わせて蕎麦饅頭を調整していただきました。 最終にして、出来立て饅頭は喰籠の意味を改めて示すことができました。
花は裏庭に植栽していただいたり、折にふれ心におかけいただき度々持ってきていただきました。
多くの人に支えられて平成25年の稽古を「おかげさま」で終わることができたことに多謝です。 |
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平成25年12月4日(土) |
炭台、重ね茶碗の扱い |
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本日の道具組はいよいよ押し迫ってきましたので、忙中閑。慌ただしくなる時期に心静かにと思い軸を選びました。
花は到来の花です。
炭手前は炭台, 濃茶には重ね茶碗を用いました。
掛物 閑座聴松風
花入 備前徳利
花 少女花、さんしゅゆ照葉
香合 色絵琵琶
釜 小万代屋
棚 三木町
水指 薩摩
茶入 丹波肩衝
袋 宮内間道
茶器 住吉蒔絵(中)
茶碗 黒楽、唐津、大根蕪の絵
茶杓 無事
建水 瀬戸
蓋置 ちぎり
菓子器 根来丸
主菓子 木守(ういろう)
干菓子器 木彫り盆
干菓子 御池煎餅(亀屋良永)、切りさんしょ(鶴岡木村屋)
茶 高砂、白寿
炭斗 炭台、紙釜敷
※ 道具、菓子について
取り合わせには苦心することが多いのですが、今回は初辰、大根炊き、大黒様のお歳夜に合わせて選びました。切さんしょは山形庄内の餅菓子で健康と長寿を願いだるま市(12月17日は観音様のお歳夜のお祭り)で売り出される期間限定の菓子。内陸地区の山形に住んでいますが近年はこの時期になると恋しくなる菓子です。 |
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平成25年11月30日(土) |
盆香合 |
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本日の道具組は11月22日が大徳寺開山忌なので、香合は聚光院縁の香合、茶碗は雪窓老師自筆龍の字を組み合わせました。
花は裏庭のいそ菊と柏葉紫陽花の照葉を入れました。
炭手前は前回同様ふくべ炭斗を用い乱組を復習しました。
掛物 山花開似錦
花入 竹一重
花 いそ菊、柏葉紫陽花照葉
香合 三階菱紋(シカラキ)
釜 小万代屋
棚 小四方
水指 染付雲堂手
茶入 丹波肩衝
袋 宮内間道
茶器 キンマ(中)
茶碗 赤、龍の字
茶杓 錦秋
建水 瀬戸
蓋置 猪
菓子器 根来丸
主菓子 深秋(きんとん)
干菓子器 溜高坏
干菓子 みちのく煎餅(売茶翁)、北条みつうろこ(豊島屋)
茶 高砂、白寿
炭斗 ふくべ
※ 香合について
三階菱紋は三好家の紋です。箱には「信楽焼 三階菱院紋 香合 聚光院」とあります。徳島の長慶会に問い合わせたところ、先代住職様の時作られたことまではわかりましたが詳細はわかりませんでした。 |
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平成25年11月16日(土) |
開炉・壺飾り |
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本日の道具組は半年ぶりに炉を開きましたので芽出度い道具組にしました。
椿は硬く開く気配がないので、裏庭のいそ菊を入れました。
炭手前からすべて久しぶりなので戸惑いがありました。半座を向けば客とほぼ対面し近くに感じます。釜鳴りと湧き上がる湯気にしっとりとして落ち着いた風情にほっこりしました。
掛物 瑞雲生五彩
花入 竹一重
花 いそ菊、山吹照葉
香合 九谷菱百福
釜 小万代屋
水指 織部
茶入 朝鮮唐津
袋 伊予宝
茶器 流水紅葉
茶碗 大黒写、雲錦
茶杓 白鶴
建水 黄瀬戸大脇差写
蓋置 輪フタ(インド竹林精舎の竹)
菓子器 根来丸
主菓子 亥の子餅
干菓子器 しのぶ草八角
干菓子 麩の焼き(亀屋清永)、菊寿糖(鍵善良房)
茶 高砂、白寿
炭斗 ふくべ
飾り壺 青交趾藤
※ 干菓子器について
しのぶ草と玄猪の関係は、有職故事によりますと「無病息災」を願い猪の日に臣下に配る餅に添えるものだそうです。一の猪の日にはしのぶ草と菊葉、二の猪の日にはしのぶ草と紅葉の葉、三の猪の日はしのぶ草と銀杏の葉をそれぞれ添えるとのことでした。折よく干菓子盆を入手できたのでお伝えできました。
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平成25年10月19日(土) |
天然忌(供茶、且座) |
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本日の道具組は天然忌に因みました。
花は、蓮、掛け花入れには且座で正客が到来の花々を入れました。
且座は6人で行ったので、香を二炷ききました。二炷目は伽羅・常盤の里です。沈香とは異なる香を楽しみました。中興の祖如心斎の遺徳に触れた一日でした。
終了後は手作りの信玄弁当で会食しました。
※ 写真は保存に失敗して中途半端なものしか残らず残念でした。
掛物 圓相
花入 青磁,信楽瓢
花 蓮、りんどう、斑入りツワブキ、藤袴
風炉・釜 鳳凰、富士釜(仕付鐶)
棚 竹台子
水指 細 耳付備前
茶入 文琳
袋 朝倉間道
茶器 あこだ
茶碗 圓相、萩、真葛(心田自画)
茶杓 直心
建水 黄瀬戸
蓋置 つぼつぼ(妙喜庵古材)
菓子器 織部丸
主菓子 上用
干菓子器 沖縄塗朱丸盆
干菓子 明庵(豊島屋)、推古(とらや)
み菓子 渋柿
茶 高砂、白寿
点心 信玄弁当
※点心について
信玄弁当は飯、汁、肴、朱杯の容器が仕組まれており、女性には程よい大きさで重宝しております。
手作りにこだわり、今回は精進なのですべて昆布だしを使用しました。楽しみながら調理し亭主の楽しみを味わっています。今回の反省点は松茸ごはんが柔らかめだったことです。 |
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平成25年10月12日(土) |
中置 包み袱紗 |
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本日の道具組は軸と茶杓、香合と茶碗、菓子で中置の雰囲気。点前も包み袱紗を行いました。しかし気象の乱れでこの季節にしては暑くなり違和感が出てしまいました。
花は裏庭に咲き競っている秋明菊を入れました。多いと思いましたが一種となると煩雑さは薄れるようで発見でした。
掛物 柿の図画賛 清風万里秋
花入 手付き四方籠
花 秋明菊
香合 欅傘
風炉・釜 鉄道安、刷毛目
水指 細 耳付備前
茶入 利中
茶器 溜一閑折堯
茶碗 黒織部、飛び石図
茶杓 初雁
建水 瀬戸エフゴ
蓋置 竹
菓子器 織部丸
主菓子 秋の露(烏羽玉)
干菓子器 布張根来四方
干菓子 竹流し(弘前大坂屋)、押し物(和三盆)、年志らず(豊島屋)
茶 高砂、白寿
※菓子について
烏羽玉は、小豆餡を求肥で包み白砂糖をかけた菓子です。砂糖で全体を覆うため烏羽玉イコール黒のイメージが損なわれると思い、またいただく時に砂糖が散らばるので、黒さを残しつつ創作していただきました。柔らかさがあり口どけの良い漉し餡がおいしいと好評でした。感謝です。
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平成25年9月28日(土) |
大板 |
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本日の道具組は、炉開きを見据えて「らしさ」を考え組んでみました。
柄杓、蓋置の扱いに変化がある大板の点前を稽古しました。
花は絲薄に寄生する南蛮キセルを合わせました。写真が未熟でうまく撮ることができなく残念です。
掛物 松風十二時
花入 備前徳利
花 ナンバンキセル、絲薄
香合 箱根寄木丸
風炉・釜 琉球・田口
棚 大板
水指 織部
茶入 瀬戸文琳
袋 朝倉間道
茶器 黒根来(中)
茶碗 黒沓、秋草
茶杓 小牡鹿
建水 唐銅エフゴ
蓋置 透菊(交趾)
菓子器 織部丸
主菓子 こぼれ萩(外郎製)
干菓子器 布張根来四方
干菓子 御池煎餅、押し物(和三盆)、真味糖(松本開運堂)
茶 高砂、白寿
※菊透蓋置について
讃岐高松藩初代松平頼重が京都から陶工・森島作兵衛重利を招いて焼かせたお庭焼・理平焼13代の作です。緑交趾で2か所に菊の花弁が透かし彫りされています。
余談になりますが、初代頼重の数奇な人生と水戸藩主光圀との関係に切ない心持になりました。
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平成25年9月21日(土) |
続きお薄 |
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本日の道具組は、前回と違う角度から秋に因みました。
花は裏庭のさくらたで、絲すすきを入れました。毎回のことながら、花々の世話は落第なのに季節になると健気に咲いてくれます。
掛物 清風拂明月
花入 備前徳利
花 さくらたで、絲薄
香合 八角虫かご
風炉・釜 琉球・田口
棚 溜丸卓
水指 雲堂(淡海ぜ〃)
茶入 瀬戸文琳
袋 朝倉間道
茶器 秋草
茶碗 大樋、安南写トンボ
茶杓 小牡鹿
建水 唐銅エフゴ
蓋置 ちぎり
菓子器 織部丸
主菓子 栗入り上用
干菓子器 布張根来四方
干菓子 御池煎餅、押し物(和三盆)、文旦漬(鹿児島本家文旦屋)
茶 高砂、白寿
※月の掛け軸について
月といえば、十五夜(仲秋の名月)は思わず見とれる輝きで溜息ものでした。十五夜とは月齢で十五日の月のことで、一般的には満月といわれるが必ずしも満月とは限らない。また望月は天文学的な事象で月の公転速度が一定でないため特定できないとのことです。
面倒なことはさておき、待宵月からの数日間は理屈なしに魅了された。今晩は十六夜の月。月は秋が一番似合うように思います。
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平成25年9月14日(土) |
茶机を使って |
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本日の道具組は、秋に因みました。
和室での立礼卓の高さには違和感を感じておりましたので、正座して行う感じを大切にできる卓を今年5月造りました。点前については試行錯誤しておりましたが正座して行う点前で稽古することにしました。
花は裏庭に一輪残っていた桔梗と咲き始めたほととぎすを入れました。
掛物 清風拂明月
花入 ひさご
花 桔梗、ほととぎす
香合 桑彫鳴子
風炉・釜 琉球・田口
(黒掻き合せ茶机)
水指 雲堂(淡海ぜ〃)
茶入 瀬戸文琳
袋 朝倉間道
茶器 銀地秋草兔
茶碗 大樋、菊の図
茶杓 菊の香
建水 唐銅エフゴ
蓋置 うろこ
菓子器 織部丸
主菓子 稲雀(煉り切り)
干菓子器 布張根来四方
干菓子 みそ煎餅(老松)、菊寿糖(鍵善)
茶 高砂、白寿
※黒掻き合せ茶机について
諸々の事情で正座が困難になっても楽しむことができるよう、低めの机(茶机)を造ってからしばらくたち、心配していた和室との違和感はなく安心しております。
一人でも多く関心を持っていただき、踏み出すきっかけになればと念じております。 |
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平成25年8月24日(土) |
名水を用いて |
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本日の道具組は、先代家元即中斎宗匠の祥月命日が近づきましたので因み組んでみました。軸は晦厳常正老師の一行で、出会いに感謝しました。念ずればのとおりでした。
花は先師遺愛の槿で、植栽して初めて咲きました。尾花は作谷沢の名水とともに到来しました。里山は秋の気配とのことです。
掛物 日々是好日
花入 手付き籠
花 底紅槿、尾花
香合 蓮の実(乾漆)
風炉・釜 琉球・田口
棚 即中斎好み扇(桐木地)
水指 雲堂(淡海ぜ〃)
茶入 丹波肩衝
袋 宮内間道
茶器 利(中)
茶碗 大樋、瓢鮎子
茶杓 おもかげ
建水 モール
蓋置 水草
菓子器 萬古赤絵丸
主菓子 ひさご(黄味餡ういろう)
干菓子器 布張根来四方
干菓子 みそ煎餅(老松)、胡麻黄粉、青楓
茶 高砂、白寿
※茶碗について
亡くなられた数江瓢鮎子先生を偲ぶ会が鎌倉の瑞泉寺で開かれた折にいただいた記念の茶碗です(平成15年)。折に触れ即中斎宗匠のお話しをお聞きしておりましたので縁を感じ使いました。
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平成25年8月3日(土) |
平水指(割蓋)・絞り茶巾 |
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本日の道具組は、夏の風情を組んでみました。当地は梅雨あけがまだで、長雨が恨めしく夏の入道雲が恋しい日々が続いています。
芙蓉の大輪は、庭に咲き乱れているとのことで到来しました。
水指は赤絵の鉢ですが、径が8寸7分あり悩んだ末、割蓋を合わせました。
掛物 夏雲多奇峯
花入 桂籠
花 芙蓉
香合 桐木地団扇朝顔図
風炉・釜 朝鮮・真形
棚 木地長板
水指 赤絵鉢(割蓋)
茶入 膳所肩衝
袋 国司間道
茶器 網目(中)
茶碗 小井戸桜井写、三島平
茶杓 玉すだれ
建水 モール
蓋置 笹蟹
菓子器 萬古赤絵丸
主菓子 玉の露(道明寺羹)
干菓子器 鍛金四方
干菓子 明庵(豊島屋)、あわ雪(岡崎備前屋)
茶 高砂、白寿
※蓋置について
笹蟹蓋置は墨置台の転用で、唐銅製です。また今月はそろそろ満潮の時期で、夜の海辺で4,5萬箇の卵を放仔するアカテカニの姿に重なりました。 |
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平成25年7月20日(土) |
茶筅飾り・ 四滴の扱い |
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本日の道具組は、先代の先生が好きだった祇園祭の軸を掛け、花入れ、茶碗、茶杓を合わせ、在りし日の思い出話しでしばし偲びました。
花は、初咲の槿一輪を入れました。
主菓子も好みの浜土産をいただき、変わらずいただけたことに感謝しました。
掛物 遺愛の帯地 長刀鉾の図
花入 ちまき
花 槿
香合 大蛤
風炉・釜 朝鮮・真形
棚 桑小卓
水指 南蛮縄簾
茶入 利中
袋 富貴長命
茶器 水滴
茶碗 赤膚・仁清写忍草
茶杓 村祭
建水 モール平
蓋置 団扇
菓子器 萬古赤絵丸
主菓子 浜土産(則克)
干菓子器 鍛金四方
干菓子 御池煎餅、蓮の実、とちもち(田丸弥)
茶 高砂、白寿
※ 掛物について
泥金の帯を求めてみたものの、着用の難しさからか亡くなる1年前に切断し軸に仕立てなおしたようです。本来は邪道なのかもしれませんが、本日は命日も近く好きだった祇園祭の期間に当たっておりますので掛けてみました。 |
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平成25年7月6日(土) |
七夕 |
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本日の道具組は、七夕に因み、軸、香合、茶杓、蓋置を合わせました。棚は柄杓の扱いが特殊な桑小卓です。
花は、裏庭の数種を入れました。
掛物 画賛 清流蟹の図
花入 瓢籠
花 虎の尾
香合 桐木地団扇朝顔の図
風炉・釜 朝鮮・真形
棚 桑小卓
水指 南蛮縄簾
茶入 丹波
袋 宮内間道
茶器 根来六瓢(平)
茶碗 赤膚・鵜飼の図
茶杓 笹舟
建水 モール平
蓋置 竹節(膳所)
菓子器 萬古赤絵丸
主菓子 くず焼
干菓子器 若松四方
干菓子 あゆ焼(岐阜玉井屋)・青楓
茶 高砂、白寿
※ 菓子について
夏の菓子と言えば水仙製を思い出します。しかし先人は、梅雨あけ前は食中毒の心配から火を通したのもが好ましい教えています。細かいところへの行き届いた心配りを見習いたいと思います。 |
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平成25年6月8日(土) |
長板二つ置
嘉祥の祝に寄せて |
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本日の道具組で掛物は、筏に乗って川をゆっくり進む構図になっています。
それに合わせて花入れ、香合、棗、茶杓、蓋置を合わせました。
嘉祥の儀の故事に因み、昭和54年に和菓子協会が決めた嘉祥の日が近いので、了々斎好みの干菓子器を用いた。
花は、裏庭に競っている数種を入れました。
掛物 舟の図
花入 桂籠
花 いかだ草・白露草・にわ藤
香合 水に鱗
風炉・釜 琉球・田口
棚 木地長板
水指 染付山水
茶入 丹波
袋 宮内間道
茶器 網目(中)
茶碗 黒楽・あじさい
茶杓 清流
建水 エフゴ
蓋置 笠
菓子器 織部丸
主菓子 しずく(水仙)
干菓子器 了々斎好打合盆
干菓子 白酔墨客(末富)・梅不し(西川屋)・花氷(鶴岡木村)
茶 高砂、白寿
※ 掛け軸(舟の図)について
作者は細谷風翁(1807~1882)です。山形の郷土史によれば、幕末から明治にかけ活躍した医者であり漢学者、文人です。生家は、宝幢寺の寺侍宮城家。8歳の時細谷家(医師)の養子になったとあります。
翁の作画は「野卑なことろがまったくなく立派なもの」との専門家の批評を受けるとあった。現在は、宝幢寺の庭園を移築したもみじ公園の一角に寿碑があります。
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平成25年6月1日(土) |
組合点 |
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本日の道具組は、風炉釜を変え梅雨入り前のさわやかな風情を出したいと思いました。折よく薫風が時折吹く気候でマッチしました。
習事の組合点には、黄瀬戸大脇差写の建水で行いました。
花は、裏庭の草花が息を吹き返し色とりどりに咲き競っております。加えて到来した花も入れましたのでにぎやかになりました。
暑さに誘われ障子戸を夏仕様に替えました。隙間から入る細い光線が涼やかに見え心地よい時間になりました。
掛物 薫風自南来
花入 瓢籠
花 突き抜き忍冬・都忘れ・芍薬・縞葦
香合 根竹
風炉・釜 琉球・田口
棚 木地丸卓
水指 瀬戸
茶入 丹波
袋 宮内間道
茶器 曙(中)
茶碗 黒楽・柳に燕・藤
茶杓 若草
建水 エフゴ・大脇差写
蓋置 ちぎり
菓子器 織部丸
主菓子 唐衣(ういろう)
干菓子器 鍛金四方
干菓子 圓成(俵屋吉富)・花衣(鶴岡木村)
茶 高砂、白寿
※ 建水(黄瀬戸大脇差写し)について
組合点の稽古に当たっては適当な道具がなく伸び伸びになっておりましたが、偶然黄瀬戸で写したものが入手できたので用いました。形と釉薬の流れ具合が良く似ております。雰囲気は伝えられたと思います。 |
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平成25年5月18日(土) |
初風炉
茶筅飾 |
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本日の道具組は、初夏の光景をとりこんでみました。山々は新緑で彩られており、里は例年より遅れていますが田圃に水が張られ一部田植が始まりました。
花は、取り合わせはどうかわかりませんが一輪だけ咲いたのでとの到来ものなので使いました。稽古がすすむにつれ開いて来るのが分りました。関連して花・花入・敷板について話題にしました。
掛物 山呼萬歳聲
花入 青磁
花 牡丹
香合 木地丸つぼつぼ
風炉・釜 鉄道安・刷毛目
棚 木地丸卓
水指 白薩摩
茶入 備前
袋 石畳宝尽金襴
茶器 柳(中)
茶碗 萩・交趾苗
茶杓 清流
建水 エフゴ
蓋置 笠
菓子器 織部丸
主菓子 花ミズキ(きんとん)
干菓子器 若松四方
干菓子 圓成(俵屋吉富)・老松(鍵善良房)
茶 高砂、白寿
※ 掛物(山呼万歳聲)について
当地の里山はまさに新緑に包まれた季節を迎えております。これは、長い冬から解放された喜びが呼応し謳歌している光景に重なりました。
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平成25年5月11日(土) |
初風炉
点茶机 |
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本日は半年ぶりに、畳を替え初風炉を迎えました。一畳だけ青さがちがいます。
道具組は、鉄風炉を用い、八十八夜と端午に因みました。炭の大きさが極端に小さく見えました。
茶の十徳の内容は、数種類あるようですが、今回用いたものは建仁寺益州のです。琵琶台の飾りは、初孫の祝を込めちりめん細工のこいのぼりです。
掛物 茶の十徳
花入 南蛮写粽
花 稚児ゆり・利休梅・矢車
香合 鯉幟
風炉・釜 鉄道安・刷毛目
水指 備前小壺
茶入 膳所
袋 国司間道
茶器 溜(中)
茶碗 大樋窯変・龍の図
茶杓 五月晴
建水 エフゴ
蓋置 竹
菓子器 織部丸
主菓子 ショウブ
干菓子器 若松四方
干菓子 あずき煎餅(鶴屋八幡)・さざれ石(塩芳軒)・木守柿(三友堂)
茶 高砂、白寿
※ 点茶机について
昨今、膝の痛みで正座が困難になりお茶を敬遠する傾向があるように見受けます。しかし従来の立礼卓は茶室では、高さに違和感を感じるので低めの茶机を造ってみました。本日試しに使ってみたところ、正座している客からみても違和感は感じませんでした。
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平成25年4月27日(土) |
利休忌、供茶
茶カフキ |
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本日は遅れておりました利休忌を行いました。道具組は、ほぼ例年のとおりで行いました。
供茶の後、茶カフキを行い、5椀共煉り具合が良くおいしくいただいた様子でした。結果は初めて参加した次客と詰が「全」でした。「舌先だけでお茶を飲み分ける単なる遊びではない」とは言っても、正解に一喜一憂し全部正解することのむずかしさに反省しきりで盛り上がりました。
最後に、一同揃い昼食をいただき終了しました。
(松花堂、湯葉包みの吸い物、香物)
掛物 利休像
花入 惺斎好写唐銅、うずくまる
花 菜の花、白玉
香合 金襴手木魚
釜 透木
棚 即中斎好小四方
水指 山水染付
茶入 茶カフキ用
茶器 きんま(中)
茶碗 圓相天目、大黒写、三島
茶杓 おもかげ
建水 黄瀬戸
蓋置 つぼつぼ(妙喜庵平成大修理古材)
菓子器 曙塗り
主菓子 上用
干菓子器 若松四方
干菓子 ふのやき(松屋藤兵衛)・灯の香(亀屋清永)
茶 高砂、菊昔、金輪、白寿
※圓相茶碗について
供茶に用いた茶碗は瀬戸天目茶碗で、利休350年忌(昭和15年)の折につくられた記念の茶碗です。念ずればのとおり入手出来たもので利休忌にふさわしく輝いて見えました。道具との出会いに感謝です。 |
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平成25年4月6日(土) |
大口水指・ 五徳蓋置の扱い
盆香合 |
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本日は前回と同じ透木釜を用い、花入れは、掛け軸に併せてひさご形を用いた。
水指は、雪どけが進み河川の水量が心持増えたので利好み写し真塗大口です。点前座は、奈良西大寺で4月に行われる大茶盛に使われる茶器に組み合わせました。五徳蓋置の扱いに振り回された感がありましたが「今でしょ」というところか。
花は、ようやく開きはじめた白玉と寒芍薬を入れました。
掛物 花開萬国春
花入 信楽瓢
花 白王・寒芍薬
香合 舟(蕨波蒔絵)
釜 透木
水指 利休好写真塗大口
茶入 古瀬戸
袋 草花紋間道
茶器 根来西大寺形薬器
茶碗 赤膚、吉野山
茶杓 若草
建水 唐銅えふご
蓋置 五徳
菓子器 曙塗り
主菓子 青柳(きんとん)
干菓子器 鍛金四方
干菓子 御池煎餅(亀屋良永)・貝(亀屋則克)・花一枝(亀屋良永)
茶 高砂、珠の白
※寒芍薬について
本日用いた花は、洋名はクリスマスロ-ズで和名は寒芍薬とのこと。
和名で用いると不思議なことに茶花らしくなりました。 |
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平成25年3月30日(土) |
透木釜・抱清棚の扱い
仕組点 |
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本日はようやく春の兆しで雪解けが進んでいるので、五徳を外し透木釜を用いました。
棚は、小間の雰囲気を持ち、清い水を抱く形と言われているので、たっぷりと水を含ませた大振りの水指です。竹釘と黒釘の違いも学習しました。
香合と茶杓には、上巳の節句時に禊のため行われていた曲水の宴を取り入れた道具にしました。
花は、市民茶会で使った残りの白西王母を入れました。水揚げが十分なら椿はかなり長持ちするとは聞いていましたがそのとおりでした。
掛物 春水満四澤
花入 萩窯変旅枕
花 白西王母
香合 交趾桃
釜 透木
棚 碌々斎好抱清棚
水指 ハンネラ
茶入 丹波肩衝
袋 宮内間道
茶器 曙
茶碗 伊羅保(楽山)、辰砂
茶杓 曲水
建水 唐銅えふご
蓋置 竹
菓子器 飛騨春慶
主菓子 春の舞(ういろう製)
干菓子器 若松四方
干菓子 御池煎餅(亀屋良永)・貝(亀屋則克)
茶 高砂、白寿
※辰砂と釉裏紅について
同じ銅を成分とした釉薬を用いる焼き物です。文様を描く時に用いその上から透明釉をかけると文様のみが紅く発色する(釉裏紅)。釉薬に銅成分を混ぜてる全体にかけると全体が紅から赤紫に発色する(辰砂)。
近々に開催された釉裏紅の展示会で作家の方にお聞きしまして、もやもやしていた違いをはっきり理解することができました。
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平成25年3月16日(土) |
山形市宝紅庵 市民茶会( |
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本日は山形市と宝紅庵が主催する市民茶会を担当させていただいたので番外として追加しました。
ようやく春が間近と思われる気候に恵まれ、御来庵の方々の足元が良かったのは何よりでした。
道具組はお雛祭に因んでの組み合わせで行いました。寄り付きの雛図は、構図が珍しく和やかな雰囲気になっているとの感想がありました。
花は一輪の白い椿が良かったと思っています。釜、主茶碗、香合、煙草盆は珍しさの後押しもあり話しが弾み楽しい時間になりました。またお茶がおいしいとのご意見は何よりでした。
席の運営、白湯の量、棗の茶の量などなど課題がありました。これらは、稽古において反映していきたいと思っているところです。
寄付 雛図
掛物 平常心是道
花入 尺八
花 白西王母
香合 仁清写祝紐
袱紗 亀甲玉紋
釜 浜松紋富士釜(仕付鐶)
炉縁 常什
棚 木地溜四方
風炉先 鳥の子
水指 三島菱
茶器 黒一閑塗芽張柳蒔絵面取中次
茶碗 赤(玉水焼)、御本手謡、好雪、辰砂
茶杓 千歳
建水 サハリ写銀鉢
蓋置 チギリ(萩)
煙草盆 鯨手 桑
火入 絵高麗
煙草入 タトウ
灰吹 青竹
菓子器 宗旦菊(ヤンポ)
主菓子 橘(煉切)
干菓子器 飛騨春慶丸(尋牛斎還暦祝い)
干菓子 貝(押物)
茶 高砂
寄付↑
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平成25年3月9日(土) |
抱清棚・姥口釜の扱い |
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本日は東大寺二月堂でご本尊に「御香水」をお供えするお水取りの行中なので、昨年末に巡り合った日の丸盆、水に関する道具を組んでみました。
春の訪れを心待ちする雰囲気の姥口釜、扱いに変化のある抱清棚を用いました。
花は、二月堂内を彩る糊こぼし(椿)、南天に合わせてみました。椿は自家のものを用いましたが硬い蕾は開いてくれませんでした。
また本日は体験会に参加された方がおりまして、嬉しい日になりました。
掛物 日々是好日
花入 竹一重
花 椿、万両
香合 水に鱗
釜 浜松紋富士釜(姥口・仕付鐶)
棚 碌々斎好抱清棚
水指 織部
茶入 赤膚肩衝
袋 大燈金襴
茶器 糸目柳
茶碗 大樋、春の野
茶杓 若狭井(松明の竹)
建水 唐銅えふご
蓋置 竹
菓子器 飛騨春慶
主菓子 ゆりね鹿の子
干菓子器 東大寺日の丸盆写
干菓子 湯葉煎餅(公家芋本舗)・とちもち(田丸弥)・真盛豆(金谷正廣)
茶 高砂、白寿
※干菓子器(東大寺日の丸盆写)について
練行衆が使用する根来塗の盤で京の塗師・山田楽全が写したものです。
盤裏に「二月堂練行衆盤廿六枚内 永仁六年十月 日漆工蓮仏 楽全写」と書いてあります。
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平成25年2月16日(土) |
重ね茶碗
しぼり茶巾・広口釜の扱い |
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本日は27日が初甲子に当たっているので大黒天像が久々に床を飾りました。
道具組は、掛物に合せて組みました。扱いについては前回同様、広口釜、筒茶碗を用いました。加えて初釜の時、嶋台の扱いにあやふやの所が見られたので復習しました。
掛物 大黒天像
花入 備前徳利
花 万両・ま-がれっと
香合 大樋おどり桐
釜 広口
棚 糸巻二重(地板なし)
水指 萩
茶入 瀬戸写
袋 鳳凰草花金襴
茶器 曙中棗
茶碗 黒楽・俵・筒
茶杓 いろは
建水 黄瀬戸
蓋置 福槌
主菓子 下萌(上用)
干菓子 蓮月煎餅(亀屋清永)・さざれ石(塩芳軒)
茶 高砂、白寿
※掛物(大黒天像)について
描いた画家は、紫明とありますが詳細は不明です。
甲子の日(干支最初の日)は大黒様の祭で今年は、6回めぐってくるようです。
七福神の一人でインドの神様です。日本では、大国主命とオンが似ているので習合し特になじみ深い神様です。 |
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平成25年2月9日(土) |
盆香合
しぼり茶巾・広口蓋の扱い |
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本日は暦の上では既に春ですが、実際は極寒の日々が続いております。
道具組は、広口釜、筒茶碗を用いました。また、聚光院の印がある香合(信楽焼)を手に入れましたので、伊勢神宮残材で作られた四方盆にのせ盆香合の稽古を行いました。旧大晦日で、初午に当たっておりましたので干菓子には関係のある狐の落雁を用いました。
掛物 梅花和雪香
花入 備前徳利
花 白玉・つくばね
香合 三階菱院紋(聚光院)
盆 桧よせ木四方(以伊勢神宮残材)
釜 広口
棚 糸巻二重(地板なし)
水指 宋胡録
茶入 備前
袋 石畳宝尽し
茶器 樹氷蒔絵
茶碗 赤楽、安南トンボ、筒
茶杓 清浄心
建水 黄瀬戸
蓋置 干支鱗
主菓子 まんさく(きんとん)
干菓子 あずき煎餅(鶴屋八幡)・おきつね面(木村屋)
茶 高砂、白寿
※香合(三階菱院紋)について
信楽焼でかなり大振りなものです。三階菱紋は、三好家の本紋で長慶が聚光院建立に関わっていることから、経緯は不明ですが、前住職の頃に造られたことまで分りました。調べる過程で徳島・三好長慶会の会長さんと嬉しい出会いがありました。
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平成25年1月26日(土) |
炭 台
仕 組 点 |
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本日は通常稽古の初日でした。
道具組は、花も含めて初釜の名残も取り混ぜました。
初回でもあるので、最初から復習のつもりで、手水鉢の張替・炭台とぶりぶり香合の扱い・小袋棚の扱い等を確認しながら行いました。
3月までの予定、研修会、茶会用の菓子についての打ち合わせも行いました。
掛物 冬嶺秀弧松
花入 備前筒(掛)
花 白玉・万両
香合 ぶりぶり
釜 ふとん丸釜
棚 即中斎好小袋
水指 高取捻梅
茶入 丹波
袋 宮内間道
茶器 松皮塗松竹梅
茶碗 赤楽、南天
茶杓 直心
建水 エフゴ
蓋置 信楽三宝
炭斗 炭台
灰器 焼〆
主菓子 未開紅(煉切)
干菓子 干支煎餅(鼓月)・霜柱(玉澤)
茶 高砂、和光
※掛物(冬嶺秀孤松)について
各四季における自然・天然を表現した「陶淵明・四時(しいじ)」の一部の句です。当日は、大寒の最中にあたっており手水鉢には薄氷ができ、当たり一面が雪景色に覆われる厳しい気候でした。そのためいっそう情景が重なりました。
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平成25年1月20日(日) |
初 釜
茶事形式(四つ碗を用いて) |
本日は自宅において、例年より一週間遅れの初釜を茶事形式で行いました。道具組は、おめでたい道具づくしでまとめました。
懐石の献立は、例年とほぼ同じですが、今回は和え物の菜の花辛子びたしで味に変化をつけてみました。煮物椀の蟹しんじょもほぼ満足しています。しかし、ついついサービス過剰になり全体的に量が多くなりました。(反省)
千鳥の杯は、たどたどしいながら楽しんでいただけた様子でした。
後座の濃茶には、暮れの稽古で復習した嶋台を用いました。
飯の焚き具合と時間の配分、炭手前も懐石の時間を考えかなり詰めて次ぎましたがズレてしまいました。(これも大いに反省)未熟な点は次回の課題です。
今年も稽古において疑問の点は、確認後正確にお伝えしたいと思います。
和気あいあいの中、健康で楽しく茶の湯ができるよう祈念しながら終了しました。
掛物 彩鳳舞丹宵 (寄付:富士画賛色紙)
花入 青竹、一重切
花 結び柳、白玉・万両
香合 ぶりぶり
釜 ふとん丸釜
棚 青漆爪紅一閑高麗卓
水指 祥瑞腰捻六角
茶入 朝鮮唐津
袋 伊予簾宝
茶器 独楽つなぎ面中次
茶碗 嶋台・橙・干支未・辛夷
茶杓 ゆずり葉
建水 エフゴ
蓋置 干支玉
炭斗 炭台
灰器 焼〆
菓子器 溜ロクロ目鱗鶴喰籠
主菓子 常盤上用きんとん(三鴻深瀬)
干菓子器 一閑朱福俵形盆・蓬莱盆
干菓子 干支煎餅(鼓月)・干支押し物(鶴屋吉信)・なすび(幸楽屋)
茶 桓文・銀印大福
※ 掛物(彩鳳舞丹宵)について
正月らしいとの理由で選択しましたが、偶然にも巳年に関係ありました。五灯会元のなかにある「師のそもさんに対する説破の句(黒蛇横古道・看脚下)」と関連し、間接的に今年の干支につながっておりました。 |
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